台風オデット被災地は今④ 復興への道のりまだ遠く セブでは新年祝う人々も
[ 2167字|気象 災害 (nature) ] 無料新年直前から爆竹を鳴らす人の姿も見られ、セブの人々の心が台風被災で砕かれてしまったわけではないことを実感
![(右)セブ日本人会の松田和人会長=2日午前、ビサヤ地方セブ市で岡田薫撮影。(左)電力が復旧していない自宅で暮らす蝶谷正明さん。台風後に足を骨折し、歩行にはまだ困難が伴う=2日午前、ビサヤ地方セブ市で岡田薫撮影](/image.php?file=261332l.jpg&pass=2eac564b81d3c5b4364c4d50ba036cfd)
死者が407人、行方不明者78人が判明している台風22号(比名オデット)の被災地。セブ市では近年稀に見る甚大な被害となり、現在も多くの地区や世帯で電力や水、インターネットもない状況が続いている。台風が直撃した際、自宅の鍵を開けたままだったセブの邦人宅では、強風でドアが開き、屋根ごと吹き飛ばされたとの情報もあり、威力の凄まじさを物語っている。