関税局新方針
[ 1353字|社会 (society) ] 有料バリックバヤン・ボックスの通関検査厳格化に対し、不信感や異論が噴出
![OFW支援団体の関連サイトに掲載された写真。「(関税局は)バリックバヤン・ボックスに手をつけるな。我々は密輸業者ではなく、移住労働者だ」と検査厳格化に反対している](/image.php?file=219312l.jpg&pass=1f4c275f6dd209c16856174e8c549e24)
フィリピン人海外就労者(OFW)らに利用されている特別免税制度「バリックバヤン・ボックス(帰国者用の箱)」をめぐり、通関検査の厳格化を打ち出した関税局の新方針が物議を醸している。厳格化は、最近の検査で内容物総額が免税範囲を超えたり、密輸目的とみられる虚偽申告が見つかったため。今後、箱開封と内容物確認の範囲を拡大する方針だが、ネット上では「検査時に中身を盗まれる」、「賄賂要求の口実を与える」など、同局に対する不信感が噴出している。