コロナ絡みの差別を禁止
[ 272字|2020.04.05 ]
マニラ市は2日、新型コロナウイルスに絡んで、第一線で活動している医療従事者や個人への差別を禁じる条例を制定した。「反新型コロナウイルス差別条例2020」と呼ばれる同条例は、コロナ感染を疑い「汚名、不名誉、恥、屈辱、嫌がらせ」をした場合は、罰金または禁固刑を課すとしている。同市の市議は「この状況下で、いわれもない社会的な汚名を着せられている人たちのための条例。正当性のない差別を無くし、危機の中でも常態を維持していきたい」と話した。ソーシャルメディアで名前を書かれ、その家族が家から出られないケースなどが報告されているという。(4日・テンポ)