高原野菜の産地として知られるルソン島北部コルディリエラ地方が「新型肺炎(SARS)特需」に沸いている。感染を恐れるあまり、台湾や中国産野菜の需要が落ちたため。同地方産野菜で特に高騰したのがニンジン。SARS騒ぎの前は卸値が1キロ6ペソに過ぎなかったが、今は4倍超の同26ペソに。地元農民の中には「以前は安く買いたたかれて労賃分も稼げなかった。SARSには感謝している」と言う者もいるという。(29日・テンポ)
新型肺炎ありがとう
2003/05/30



