26日付大衆紙「ピープルズ・トゥナイト」は、比人海外就労者(OFW)多数を含む50万人のカトリック教徒のサウジアラビアでの窮状を掲載した。同国にはカトリック教会がなく、聖書も法に抵触するため、税関で没収の対象になる。毎年のクリスマスは自宅で細々と祝わざるを得ない。全国民はイスラム教徒たることを求められ、改宗すれば背教者のレッテルを張られ死刑の可能性も。カトリック教徒の労働者はイスラム法に従う限り歓迎されるが、公然と宗教活動を行えば宗教警察ムタワによる逮捕や監禁、ムチ打ち、強制送還の可能性がある。(26日・Pトゥナイト)
サウジのクリスマス
2002/12/27



