資金洗浄防止や取引記録の追跡を可能とするため中央銀行が９月に通達を出した市中銀行からの現金引き出し規制について、国内拡大商銀最大手のＢＤＯユニバンクは７日から１日50万ペソを超える現金の口座からの引き出し申請に対して、追加証明書類の提出を義務付けた。バンク・オブ・ザ・フィリピン・アイランズ（ＢＰＩ）も４日から50万ペソを超える現金引き下ろしを希望する顧客に対し、有効な身分証明書の提出に加えて、病の医療費請求書やサプライヤー向けの支払い請求書などの証書の提出を義務付け。メトロバンクもすでに導入済みで、外貨による50万ペソ相当を超える現金取引についても小切手や資金移動、デジタルプラットフォームでの取引にしか対応しないとしている。（10日・スター）