電力卸売りスポット市場を運営するフィリピン独立電力市場運営会社(IEMOP)は6日、9月の同市場の平均電力価格が1キロワット時当たり3.04ペソで、前月8月の同4.59ペソから大幅に下落したと明らかにした。7カ月ぶりの低水準だった。9月に大規模な発電所の操業停止もなく電力供給が順調だったほか、消費量も低調で電力価格が下落したという。9月の平均電力供給量が2万712メガワットだったのに対し、電力需要量は平均1万3640メガワットまで縮小している。ちなみに地域別ではルソン地方の電力平均売価が1キロワット時当たり2.57ペソと前月の3.76ペソから1ペソ以上下落したのに対し、ビサヤ地方では同4.02ペソと前月の6.40ペソから2ペソ以上下落した。一方、ミンダナオ地方の電力売価は4.19ペソと前月の6.06ペソからやはり大幅に縮小している。(7日・マニラタイムズ)
9月電力価格下落 独立電力市場会社
2025/10/8
経済
