実業家マヌエル・パギリナン氏が最近出席した財界団体主催の会議で講演し、現在の治水汚職に端を発した政治的状況が投資家の信頼感に悪影響を与え、フィリピン国債の格付け評価に影響し、ひいては国内総生産の成長率引き下げにもつながると警告した。同氏は国内有数のインフラ投資会社を率いており、格付けの引き下げによる債務返済の負担増にも懸念を示した。同氏はまた、財界関係者らに汚職を監視するメディアや学識者、裁判所や教会などの機関への支援も大切だと訴えた。フィリピン経営者協会(MAP)のパンリリオ会頭も最近、比事業に対する投資家の投資意欲が減退しているとした上で、「政府が具体的な行動を起こし、汚職を排除することが投資家による比への認識改善につながる」と徹底調査と責任者追及を求めた。(11日・インクワイアラ―)
治水汚職が格付けに影響
2025/10/13
経済
