Logo

31 日 マニラ

31°C26°C
両替レート
¥10,000=P3,830
$100=P5,715

31 日 マニラ

31°C26°C
両替レート
¥10,000=P3,830
$100=P5,715

違憲条項は刈り込め バンサモロ樹立

2018/5/20 社会

 今や憲法改正の主要な動機はミンダナオ地方のイスラム教徒のための連邦州、「バンサモロ(モロの国)」の樹立にある。改憲が行われれば、バンサモロは、フィリピン中央政府と肩を並べる実体に変容するのだろうか。

 しかし改憲が失敗し、バンサモロ基本法(BBL)が可決されなければ、モロ・イスラム解放戦線(MILF)はバンサモロ領域を確保し、分離独立や戦争に訴えるかも知れない。

 戦争でMILFに利はない。国軍が反乱を軍事的にほぼ解決するだろう。

 (改憲とBBLが)成功すれば、バンサモロはマレーシア連邦に州の一つとして加入することを願い出る可能性がある。BBLはマレーシアの議会制度(議院内閣制)に適合する。

 連邦制の提唱者は(大統領制下の)議会制度を議院内閣制に置き換えることを求める。

 だが、議員の多くは世襲であり、議院内閣制への変革は、腐敗や貧困の解決につながらない。

 われわれが主に経験してきたのは大統領制で、強力な行政権に重きを置き、議会と司法が対抗する。古典的な三権分立であり、理想的な抑制と均衡だ。

 この米国の優れたモデルを維持しつつ、オーストリアのように一部地域を連邦州に変えればよい。われわれの議会と現行法、慣例、原理、経験を保持すべきだ。

 大統領は将来を見据え、現実的な方向性を示している。BBLを制定することはよい。しかし憲法に違反する条項については刈り込むべきだ。(19日・タイムズ、ネルソン・ラビーニャ)

おすすめ記事

8柱の遺骨を収容 レムリヤ内務自治相

2025/7/31 社会 有料
有料

比周辺海域で合同訓練 海上保安庁と比沿岸警備隊

2025/7/31 社会 有料
有料

「裁判に応じよ」80% 副大統領弾劾で世論調査

2025/7/31 社会 有料
有料

外国人逃亡犯の逮捕者急増 上半期、国家安全保障強化で

2025/7/31 社会 有料
有料

学生向け交通拠点設置へ 運輸省、教育都市の形成目指す

2025/7/31 社会 有料
有料

バタンガスで10人脱走

2025/7/31 社会 有料
有料