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役立たずの監視カメラ 「世界最悪空港」の象徴

2016/4/25 社会

 マニラ空港で2013年12月、ミンダナオ地方南サンボアンガ州ラバンガン町のタルンパ町長と妻、そして現場に居合わせた1歳児を含む2人がオートバイに乗った2人組によって射殺された。

 町長の娘は銃撃の背後にいる人物は当時の同町のナンダン前町長、銃撃犯を前町長の支持者のアムロン氏と主張。監視カメラの映像から犯人を割り出そうとしたが、フィリピン最大の空港、マニラ空港第3ターミナルは監視カメラの映像を持っていなかった。

 現在でも、第3ターミナル到着ゲートの監視カメラは十分に設置されていない。昨今発生している事件を見ても、第1、第2ターミナルに設置されている監視カメラは役立たずだ。

 先に比ボクシング界の英雄、マニー・パッキャオ氏がブラッドリー戦に勝利し、米ラスベガスから凱旋帰国した際にもマニラ空港の監視カメラの無能さを露呈する事件が起きた。パッキャオと共に帰国した弟ロエル氏の荷物が第1ターミナルで紛失した。監視カメラには、ノエル氏以外の男性が荷物を持ち出している映像が写し出されていたが、映像が鮮明でなく、男性を特定することができなかった。

 パッキャオ氏のような大富豪でさえ、紛失事件を不快に感じた。まして庶民にとって紛失事件はどれだけの痛手だろう。監視カメラはこのような事件の発生を防ぎ、解決するために設置される。しかし、比最大の空港ではその監視カメラが全く無能な物と化し、窃盗団や暗殺集団にとって格好の犯行現場だ。近年、監視カメラはホームセンターでも手軽に入手できる。マニラ空港での監視カメラの不足は「世界最悪の空港」の象徴ともいえるだろう。(20日・スター)

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