Logo

06 日 マニラ

33°C26°C
両替レート
¥10,000=P3,850
$100=P5,540

06 日 マニラ

33°C26°C
両替レート
¥10,000=P3,850
$100=P5,540

ハロハロ

2015/6/15 社会

 セブ支局の前の大通りで道路工事が始まって3カ月になる。片側2車線の中央部3分の1を通行止めにして、コンクリートを基底からはがし、そこへセメントを流して、固めていく。工事部分は片側1車線しか通れない。真ん中がふさがった結果、歩道がひどいことになっている。

     ▽

 自転車が歩道を走るのは仕方ないにしても、渋滞の車列の間からバイクがさっと歩道に上がり、平気で走ってくる。それも1台や2台ではない。歩行者があってもよけないばかりか、突っ込んで来るものもある。時にはタクシーまで乗り上げて、片側の車輪を歩道に乗せて走ったりする。その歩道がまた幅広になったり、一人が通れるだけの幅になったり、フラットになったり、傾斜がついたりする。屋台の前の歩道の傾斜部分にセメトを張って、椅子をおく場所を作ったりもする。歩道に規制がないのか、規制があっても無視するのか。

     ▽

 作家D・スタインバーグは、フィリピン人にとっては自分が立っている場所は「西洋では公共の場と呼ばれる場所であったとしても、自分の空間なのである」と書いている。人類学者のR・ストーンはこの現象を「公共物の一時的私有(占有)」と表現したそうだ。私は毎晩、支局の前の大通りを歩いて帰る。たまにライトをつけずに走るバイクもあるから結構、危ない。公共物の一時的私有でも占有でもいいが、当分の間、日が暮れる前に帰るようにしないといけない。(雍)

おすすめ記事

JPドラゴン指示役拘束 入管「犯罪拠点をまた一つ解体」

2025/6/6 社会 無料
無料

様々な立場、国籍の人が参加 南シナ海でコンサート(下)

2025/6/6 社会 有料
有料

内山安雄のフィリピン&アジア取材ノート第203回 少女がヒロインになった日

2025/6/6 社会 有料
有料

漁業・海域の平和呼びかけ 南シナ海でコンサート(上)

2025/6/5 社会 無料
無料

「邦人への余罪の可能性大」 マカティ署が協力呼びかけ

2025/6/5 社会 有料
有料

「弾劾裁判に賛同する」 世論調査受け副大統領

2025/6/5 社会 有料
有料