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ハロハロ

2010/1/25 社会

 1995年1月17日早朝、大地震が神戸を襲った。あの大震災から今年で15年。この年生まれた子供は、はや中学3年になる。当日は連休明け。午前6時半、テレビをつけたら「淡路島で大地震」の一報。火の手が上がり、高速道が倒壊した阪神地方の惨状が次々と映し出された。出社後、災害対策委を招集、対応に追われたが、こちらは東京に居て安穏の立場。現地の苦労は推し量るべくもない。

 本社ビルは倒壊寸前、システムも壊滅した中で、一日も休まず新聞発行を続けたのが地元の「神戸新聞」。これをドラマ化した「神戸新聞の7日間」をフジTVが放送した。同新聞の知人から連絡が来たが、促されるまでもなく見るつもりだったので、チャネルを回した。ドキュメンタリータッチの作品で、極悪環境下、「情報欠落の市民のため」に奮闘する編集局に思わず涙が出た。視聴率が関東でも15%を超えたそうだ。

 阪神地方はそれまで、地震に縁のない所として定評があった。だが、神戸新聞は万一の災害に備えて京都新聞と協力協定を結んでいた。だからあの状況下で紙面製作が可能になった。西神に造られた印刷工場が震源地から離れ無事だったのも幸いした。種々のプレートがうごめく太平洋沿岸は地震多発地帯。いつ何が起きても不思議はない。事は新聞発行だけの問題ではない。「備え」あれば救われる可能性があるという教訓を胸に刻むべきだろう。(紀)

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