Logo

04 日 マニラ

31°C25°C
両替レート
¥10,000=P3,780
$100=P5,855

04 日 マニラ

31°C25°C
両替レート
¥10,000=P3,780
$100=P5,855

ハロハロ

2007/12/10 社会

 例によって深夜、マカティ市内クリークサイドで空車を探していると、男が寄って来て「タクシーか」と聞く。走り出してから「P・ブルゴス通りまで百五十ペソだ、クリスマスだから」と言う。冗談じゃないと交渉して百ペソに。降りるとき、約束の百ペソに二十ペソ札を一枚足して「クリスマスだから」とやったら、運転手、大いに喜んだ。エディと名乗り、「深夜はあの辺りに待機しているからいつでも呼んでくれ」と。

 十一月にはもう、「メリークリスマス」の乱発である。意味はわかっているが困惑する。P・ブルゴスの常宿ホテルで、出入り口のガードマン連中が催促がましく言う。思案の末、五人一組でシフトを組む各チームの、一番親しく口を利いてくる男に五十ペソ札をチームの人数分手渡し、目前で配らせた。

 若いころパリで暮らした米作家、ヘミングウェーは、長編「日はまた昇る」の中で、チップを弾めばすぐ(レストランの)給仕とも仲良くなれるフランスを、気位の高いスペインに比べ断然住みやすいと、主人公に言わせている。「フランスでは金という明確な基準がある」と。似た一面がフィリピンにもある。だが、日本人にはわずらわしい。この時季、フィリピンは住みにくい。(紀)

おすすめ記事

ムスリムに尊厳ある死を 首都圏で土葬守る人々

2025/11/4 社会 無料
無料

RAA推進のズビリ氏に旭日章 バウティスタ前運輸相も

2025/11/4 社会 有料
有料

死者と共に過ごす時間 万聖節、南部墓地に15万人

2025/11/3 社会 無料
無料

同盟タスクフォース立ち上げ 南シナ海で抑止力を再構築

2025/11/1 社会 無料
無料

マレーシアで強制性労働 比人女性4人を保護

2025/11/1 社会 有料
有料

アキノ一族の墓に献花 マルコス大統領

2025/11/1 社会 有料
有料