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ハロハロ

2006/9/4 社会

 今年の夏の高校野球は見ごたえがあった。大会期間中にホームランの記録が大幅に塗り替えられたような年だから、決勝も打撃戦になるのかと勝手に予想していたら意外にも最小得点の投手戦。両チームの主戦投手は、決勝戦を最終目標に、ピッチングを戦略的に組み立てていたようだ。全力投球の積み重ねの末、最後は力尽きて相手打線の餌食になるといった単純な高校野球的パターンを超えている。

 四十四本の本塁打記録を二十二年ぶりに塗り替える六十本の新記録がなぜ、生まれたのか。①七月の長雨のため、全般的に投手が走り込み不足だった②五年前の規定変更で重くなった金属バットを筋トレ強化などで振り切る打撃術が習得された︱︱などいろんな専門家解説を読んだが、もうひとつピント来ない。しかしはっきりしているのは、選手たちの近年にない力量アップだ。

 前回、新記録が生まれたのはPLの桑田、清原が活躍した年という。それなら今年のホームラン打者、好投手から次の世代を担うプロ野球選手が誕生するのは間違いあるまい。サッカー人気に押されがちなプロ野球にとって好ましいことだ。そんな年に立ち会えたのは幸運、と素直に喜んでおこう。「甲子園・夏」二〇〇六年は、ワインでいえば、きっと記憶に値するいいビンテージなのだ。 (紀)

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