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ハロハロ

2006/2/6 社会

 「マニラの悲劇」。それが起きて六十一回目の二月が巡ってきた。一九四五年二月三日、フィリピン戦線で反攻に転じた米軍がマニラ市街戦を開始した。迎え撃つ日本軍は、乗艦を失った海軍部隊一万六千六百人と陸軍部隊四千三百人。陸戦の経験がない海軍と鉄砲の撃ち方も知らない企業の駐在員ら在留邦人の召集兵が主体の陸軍で劣勢は明らか。戦闘が終った一カ月後、半数が戦死した。

 猛烈な砲撃と戦車を先頭にした米軍の進撃に、日本軍の死者は日に日に増えるばかり。例えば二月十六日深夜。リサール公園を横断しようとした百人はサーチライトに照らし出されて一斉射撃を受けて全滅。放置された遺体は膨れあがって異臭を放っていたという。誰もが、日本で肉親がその無事を祈っていた人たちだ。

 市街戦でのマニラ市民の死者は推定十万人。米軍の「焦土砲撃」だけでなく、日本軍の残虐行為で殺された市民も数多い。彼我ともに庶民は日本が起こした戦争の犠牲者だ。世代を問わず、この国に居住されている方々にその事実を知っていただきたい。そんな思いで、再び「マニラの悲劇」をとりあげた。記述は小島襄著「マニラ海軍陸戦隊」などを参照した。(濱)

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