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ハロハロ

2001/12/17 社会

 太平洋戦争が勃発(ぼっぱつ)したのが一九四一年十二月八日。六十年経つ。あの日、マニラなどフィリピン全土で在留邦人が強制収容され、米艦船や米軍航空基地が日本軍機に爆撃されたと記録にある。

 当時、小学六年生だった私は、あの日のことを二つ、記憶している。「米英両国と戦闘状態に入れり」。大本営発表を伝える臨時ニュース。「英国が世界一のはずなのに、どうして米国を先に呼ぶのだろう」︱︱。こんな疑問が頭に浮かんだのを奇妙に覚えている。「日本軍がいつまで優勢か分からない」。午後の授業。図画の先生が深刻な表情で教壇から話し掛けた。「まだ戦争が始まったばかりなのに……」。朝から高揚した気持ちでいた私は水を掛けられる思いで聞いたのも覚えている。結果は先生の危ぐ通り。フィリピンだけで、五十二万人の日本兵が犠牲になり、百万人を超える住民が命を落とした。

 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

 最近の国際情勢と重ね合わせながら、戦争放棄をうたった憲法第九条を改めて読んだ。(濱)

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