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「野党も支持なら出馬」 サラ氏 初めて意欲示す

2021/2/1 政治
ドゥテルテ大統領の娘であるダバオ市のサラ市長(右)とアイミー・マルコス上院議員=19年2月撮影(EPA=時事)

野党も支持するなら2022年大統領選に出馬するとサラ氏が言及

 2022年5月の大統領選有力候補と取り沙汰されてきたドゥテルテ大統領の娘であるダバオ市のサラ市長(42)は「野党が自分の立候補を支持し、選挙で勝てるよう支援してくれるなら22年の大統領選に出馬するだろう」と条件付きながら初めて自身の出馬への意欲を明らかにした。30日放送の民放大手GMAのインタビューの中で語った。

 サラ氏は、次期大統領選出馬について19年2月、立候補登録が行われる「21年10月の状況次第」と発言したことはあったが、最近は「ダバオ市のコロナ対策に集中する」として大統領選をめぐる世論調査から自身の名を除外するよう求めるなど出馬に否定的な姿勢を示していた。また、ドゥテルテ大統領も1月に「女性には大統領職は務まらない」と発言するなど娘の立候補を支持しないことを重ねて表明してきた。

 サラ氏はインタビューの中で「われわれの同胞を貧困から抜け出させるためには、次の(大統領の)6年間はお互いの首を絞め合うのではなく全力で協力し合うことが必要だ」と述べ、与野党の協力の下で政権運営できる下地が出馬条件になるとした。

 ただし「私がこの国を何らかの形で支援できるタイミングとしては、2034年の大統領選」とも述べ、出馬は次期でなく50歳を超える3期先にしたいとの複雑な心境も吐露した。

 今回のサラ氏の発言に

連動するかのように、首都圏ケソン市のバナウエ通り沿いで30日、「出馬せよ、サラ氏は22年大統領選に出馬せよ」とのメッセージとサラ氏の顔写真入りの21年カレンダーが何者かによって配布された。このカレンダーについてもサラ氏はインタビューの中で「出元は分かっている。私もこの国がどこに向かうのか心配だ。人々の信頼を得ていることに感謝している」と答えた。

 一方、サラ氏の大統領選出馬への期待感が強まる中、サラ氏の大統領選キャンペーンへの献金を呼びかける詐欺まがいの動きが一部で起きている。サラ氏は28日、ビデオ声明で「私の選挙キャンペーン用の献金を呼びかける個人を信用しないように。誰にもそんな許可を出しておらず、詐欺行為だ」と警告した。複数の個人がすでに個人や組織に対して献金を呼びかけているとの情報を得たために注意喚起したという。(澤田公伸)

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