来年五月の次期大統領・上院選で、政権与党ラカスの共同党首、デベネシア下院議長は十六日、地元テレビ局の取材に対し、十月七日に開かれる党大会で同党公認候補を選ぶ可能性があると語った。
大統領選の公認候補としては、「アロヨ大統領に出馬を求める声が(党内で)圧倒的多数を占めている。(党大会で)公認候補に選出し、国のため出馬を求めることもある」と述べ、二〇〇二年十二月に不出馬表明した大統領に対し党として「翻意」を求めていく考えを示した。
また、民族民主主義者国民連合(NPC)のコファンコ名誉党首=サンミゲル社会長=擁立の可能性にも「もう一人の有力候補」と言及した。
党大会には上下院議員のほか知事、自治体首長ら党の主要メンバー約四百人が集まる予定。