ラウレル農相は、国内の籾米価格が上昇するなど効果が表れているとして、9月1日から導入され2カ月間にわたり実施される予定のコメ輸入禁止措置をさらに30日間延長するようマルコス大統領に勧告する意向を示した。国内の籾米の農家渡し価格が安価な輸入米の流入で1キロ当たり8ペソまで下落し、コメの生産コストとされる同12~14ペソを大きく下回っているとして、コメの収穫期でもある9月以降の輸入禁止措置の導入を大統領が決定していた。農相によると、現在、イサベラ州やヌエバエシハ州の籾米の農家渡し価格は同13~14ペソまで回復し、ミンダナオ地方の一部では同17ペソまで上昇。まだ収益性は低いものの国内の農場渡し価格を維持するためにも輸入禁止措置を延長する必要があるという。今年1~9月までのコメ輸入量は308万トン。(19日・マニラブレティン)
コメ輸入禁止措置 大統領に延長勧告
2025/9/24
経済
