複合企業大手ＳＭグループの不動産・モール運営部門中核持株会社のＳＭプライムホールディングスは今月初め、首都圏パサイ市にあるＳＭモール・オブ・アジア・コンプレックスの一角にある国際会議場、ＳＭＸコンベンションセンターの収容能力を倍増させる拡張事業を着工した。ＳＭＸＣＩＴＥと呼ばれる新国際会議場は2027年前半までに完成予定で、ＳＭホテルズ＆コンベンションズ（ＳＭＨＣＣ）が運営する。新規国際会議場の床面積は１万8000平方メートルで、従来のＳＭＸコンベンションセンターの１万7000平方メートルを加えると、合計３万5000平方メートルの床面積を持つ国際会議場となり、国内で最大規模となる。収容能力も１万8000人まで拡大される。ＳＭＸＣＩＴＥが完成すれば、ＳＭグループが運営する国内の国際会議場は８カ所、計約６万平方メートルに達する巨大な会議場運営事業体となる見込み。（29日・スター）