比中央銀行によると、10月単月の外国直接投資（対内海外直接投資）の純流入額が10億ドルとなり、今年２月に13億7000万ドルを記録して以来、８カ月ぶりの高水準となった。前年同月比でも50.2％増加している。非居住者による社債や貸付などへの投資純流入額が８億3900万ドルと前年同月比60.7％増加したことに加え、比居住者による株式資本への純流入額も１億ドルと前年同月比34.1％増加したことが反映した。10月の株式資本への外国投資純流入を国籍別でみると、日本人投資家が全体の63％を占めて最大。次いで米国が同14％、シンガポールが5.0％と続く。産業別では製造業向けの株式資本投資純流入が全体の59％を占めて最大。次いで不動産業向け16％、建設業向け6.0％だった。これで昨年１～10月期の外国直接投資純流入総額は77億ドルとなり、前年同期の71億ドルに比べて8.2％増加した。同期の株式資本投資純流入を国籍別でみると、英国人が全体の40％、日本人39％、米国人9.0％、シンガポール5.0％。（11日・マニラタイムズ）