経済紙ビジネスワールドが発表したフィリピントップ千社調査によると、2023年度決算報告に基づく比トップ千社の総収入合計が17兆8000億ペソで22年比7.2％増加した。22年度の同様の調査では総収入合計が前年比21.2％増加していた。また、23年度の千社の純益合計は２兆400億ペソで前年比13.3％増加している。23年度の通年インフレ率が６％と高水準で推移しており、個人消費が落ち込んだことからトップ千社の売上も伸び悩んだとみられている。23年度総収入でトップ10に入った企業は、ペトロン（4406億ペソ）、マニラ電力（3993億ペソ）、ＢＤＯ（2837億ペソ）、シェル・ピリピナス（2562億ペソ）、トヨタモーター・フィリピン（2161億ペソ）、マーキュリードラッグ（1939億ペソ）、フィリピン航空（1836億ペソ）、テキサスインストゥルメント（1812億ペソ）、ＢＰＩ（1669億ペソ）、グローブテレコム（1570億ペソ）の順。（６日・ビジネスワールド）