最高裁判所は、公務員の汚職や不正行為が各地で相次ぐ中、これらの案件を集中的かつ迅速に扱う「特別地方裁判所(Special RTCs)」の設置を進めている。従来、汚職事件は証拠の収集や手続きに時間を要し、審理が長期化することが課題となっていた。新たに設置される特別裁判所では、専門性の高い裁判官と専任スタッフを配置し、重大案件を優先的に審理することで、処理速度の向上と判決の一貫性を図る。最高裁は、この取り組みを司法改革の重要な一歩と位置づけ、「透明性・説明責任を強化し、公的資金の適正な利用を守るための制度整備が不可欠」と強調している。特別裁判所の運用開始により、政府機関や地方自治体におけるガバナンス改善と腐敗防止への効果が期待されている。(17日・ピープルジャーナル)
汚職事件を迅速審理へ特別地方裁判所を新設
2025/11/18



