フィリピン気象庁(PAGASA)は3日、東サマール州沖に熱帯暴風雨ルピタが発生し、最大瞬間風速135キロの強風を伴って西北西に進んでいると発表した。ルピタは5日までに台風に発達し、ビサヤ地方や南ルソンを横断する見込み。
すでにサマール、レイテ、ボホール、ビコール地方などに警報が出ており、局地的な豪雨や強風による洪水・土砂崩れの危険性が高まっている。沿岸部では高潮への警戒も必要とされる。
国家防災庁(NDRRMC)は各地方政府に警戒を指示し、救助隊や医療班を待機させた。教育省も一部地域で休校措置を検討している。気象庁は「6日までに首都圏にも影響が及ぶ可能性がある」として、最新情報の確認を呼びかけている。(4日、P・ジャーナル)



