スペインのシンクタンク「フォーカス・エコノミクス」はこのほど、フィリピンのインフレ上昇圧力が今後も続くため、中央銀行が年内にさらに政策金利を引き上げると予測した。中銀は今年５月に３年ぶりに政策金利を引き上げ、さらに６、８月にも追加の利上げを行い、今年の引き上げ幅はすでに計１％となっている。インフレ率は７月に５年ぶりの高水準となる5.7％まで上昇。同シンクタンクは18年通年のインフレ率予測を4.5％から4.9％に上方修正し、19年予測も3.3％から3.7％に修正した。（26日・スター）