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見抜かれた虚言

2005/12/12 社会

大統領選不正疑惑

 ガルシリアノ前中央選管委員はうそつきだ。昨年の大統領選直後にアロヨ大統領と会話した時の盗聴記録「ハロー・ガルシ」テープをめぐる下院の前委員への聴聞でそれは一層明らかになった。聴聞会での彼の筋書きには、リーダー格の野党議員をやっつけ、大統領の汚名を晴らす意図があったのは明白だ。

 ガルシリアノ氏は与党の立候補者だけでなく、野党側からも本当に電話を受けていたかもしれないが、問題はうそつきであるということだ。たとえば、彼が真実を話しても誰も信じない。大統領の汚名を晴らすという目的は果たせなかった。反対に、同氏の虚言は大統領が票を盗んだという国民の確信を強めるだけとなった。

 一方、上院で行われた選挙不正疑惑を調査する国家安全保障委員会の聴聞会でビアゾン委員長は「国軍情報局が盗聴をしていたと結論付ける段階には至っていないと発言。情報局からの証言を待つとした。だが、問題は大統領令第四百六十四号の発布によって議会が治安当局者を召喚するのに大統領の許可が必要なことである。この大統領令は政権が犯したすべての罪を覆い隠す傘になる。

 このパターンはあまりにもはっきりしている。現政権は恥知らずにも一貫して選挙不正の罪を欺くだろう。

 テープには大統領とガルシリアノ氏の間で交わされた十四の会話が録音されている。これらの会話は紛れもなく、どのように投票結果に手を入れるのかが中心になっている。

 大統領は選挙で不正を働いたのだ。アロヨ氏は非合法な大統領なのである。ガルシリアノ氏の狂気は今後、大統領と何をしでかすのであろうか(9日・マラヤ)

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