国境の垣根が低くなる中で、人々の生き方や価値観の多様化が進む。日本政府がフィリピン人への興行ビザ発給を制限した2005年以降、両国関係の中核だった「恋愛交流」の機会は減った。しかし、若い世代を中心に、アートやポップカルチャーなど、新しい交流を切り開く動きが出てきた。両国を結ぶ芸術や文化の担い手を通して、その芽生えを探...
お知らせ
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2024/10/10 10:10シリーズ・連載
比日新時代の芽生え
ルソン地方ラグナ州カランバ市ブカル。マキリン山のすそ野に、日本最古の窯とも言われる穴窯を持つフィリピン人陶芸家夫妻がいる。ジョン・ペティジョンさん(62)とテシー・ペティジョンさん(64)。フィリピンの現代陶芸家を代表する2人が、比日両国にとどまらず、アジアを巻き込んだ陶芸交流を進めている。
「初めてのマニラ行きの機内で見た光景に驚いたのをいまだに覚えています。同じ東南アジアでもタイへ向かう便だと老若男女、家族連れやカップル、学生、バックパッカーもいる。でも、フィリピンへ行く層は大半が里帰りのフィリピン人女性か、中年の日本人男性に限定されていて、私ぐらいの年齢の女性は誰もいなかったので、正直不安になりまし...
「このキャラクターになりきりたい」。その思いが人々をコスプレに走らせる。日本のアニメや映画などの登場人物を真似するコスチューム・プレイ(略称・コスプレ)をする人々は世界中にいる。フィリピンでも、サブカルチャーとして根を下ろす。コスプレの世界にハマる若い世代に、日本文化への思いなどを聞いた。
閉鎖から15年以上が経った今もかつての面影を残すマニラ市トンドのゴミの山「スモーキーマウンテン」。フォトドキュメンタリーの若き旗手として国内外で活躍する写真家の名越啓介さん(35)=奈良県出身=は、10年間にわたってトンドに通い続け、「山」の人々と緊密な関係を築きながら写真を撮りためてきた。
世界で多くの人々を魅了するアニメーション。フィリピンでは1980年代まで、米国製のアニメがあふれていた。しかし、今では日本のアニメが完全に定着し、フィリピンでのアニメ制作に関わる人材の多くが、日本アニメのファンだ。その一人に、首都圏ケソン市にある東映アニメーション・フィリピンズで、アニメーターとして働くカーライル・モ...





