ヨランダの犠牲者追悼 自ら対策進める市民団体も
[ 613字|気象 災害 (nature) ] 有料台風ヨランダ被害から5年目のタクロバン市、自ら災害対策進める市民も
![(上)集会の後、集団墓地を模した広場で犠牲者をしのぶ人々=ビサヤ地方レイテ州タクロバン市で8日午後7時ごろ、伊藤明日香撮影。(下)台風犠牲者を悼みロウソクに明かりをともす住民=8日午後7時ごろ、伊藤明日香撮影](/image.php?file=241196l.jpg&pass=97da2973c452df73c7c6a27365d13a17)
ビサヤ地方レイテ州タクロバン市は8日、死者・不明者約8千人に上ったスーパー台風ヨランダの被災から5年目を迎えた。同市の公立学校、行政機関は休みとなり、終日、犠牲者を悼むミサやイベントが行われ、市民ら4千人以上が参加した。一方、政府や自治体の対策の遅れを批判し、独自に防災対策を進める市民グループも活動を継続。被災地がヨランダの「後遺症」から立ち直り、完全復興を実現するまでは、まだ時間がかかりそうだ。