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4月6日のまにら新聞から

ハロハロ

[ 575字|2015.4.6|社会|ハロハロ ]

 言葉の話である。最近、テレビのアナウンサーの用語が気になって仕方がない。競馬の番組で「一番人気馬は13着に終わりました」と言う。これはいいだろう。ところが「3連単は277万円という波乱になりました」とでもするべき大穴が出ても「277万円という結果に終わりました」と言う。プロのアナなのに、と言語感覚を疑ってしまう。

 先日は若い女性アナが鬼脚(おにあし)を音読みして脇の予想家にたしなめられたら、「台本に仮名が振ってあります」と舞台裏を明かしていた。鬼脚といえばこの人、と言われるほど競輪界で一時代を画した名選手を想起するが、裏方もそんな歴史とは無縁らしい。東北への旅立ちを前に千住で詠んだという芭蕉の「行く春や鳥啼(な)き魚の目は泪(なみだ)」を、民放の俳聖特集番組で著名な女優さんが、何度も「さかなの目」と読んでいるのにはたまげた。これも彼女のせいではなく台本のようだが……。

 とはいえこちらも大きなことはいえない。最近、漢字パズル雑誌に挑戦しているが、聞いたことのない言葉が出てくる。その一例が「物着星」。マスを埋めていったらこんな表現が。何かの当て字ではないか。念のため大辞林を引くと「手指の爪に出来る白い斑点」とある。縁起物らしい。全く知らず。いやあ奥が深い、と思い知らされつつ三〜四字熟語の世界をさまよっている。(紀)

ハロハロ