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12月1日のまにら新聞から

ハロハロ

[ 703字|2014.12.1|経済|ハロハロ ]

 地球の人口70億人の0・004%に当たる28万人が、世界中の資産の13%に当たる30兆ドル(約3540兆円)を独占しているという。このうち資産10億ドル(1180億円)以上の正真正銘の大金持ちは世界に2325人いる。スイス銀行が発表した統計だが、超富裕層28万人のうち、33%が北米に集中しているのも特徴のひとつという。ヨーロッパには25%、中国や日本などアジアには23%。残り19%が中東や南米などばらばらに住んでいる。

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 人もうらやむ大金持ちは昔から世界にごまんといたと思うが、近年、この2千数百人の「ウルトラ大金持ち」といわれる人々、つまり超富裕層の数が急増している。先進国の中でも米国は「富の集中」が進み、大金持ちはさらに大金持ちになっている。この傾向は08年のリーマンショック以降、特に顕著で、ほとんどが株や投資でもうけている人々。平均年齢はなんと59歳。その68%が一代きりで巨万の富を稼ぎ出した人々で、親からの遺産頼りは13%しかいない。それもこれも、経済のグローバル化と表裏一体の新しい現象であり、コンピューターによる金融市場での世界同時取引が可能になってからのことだ。

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 ウルトラ大金持ちの典型的なライフスタイルはこれまた優雅そのもの。所有するプライベートジェット機で各国をタクシー代わりに飛び回り、仕事だけではなくレジャーにもフルに使っているほか、ふだんは超大型豪華ヨットを港に停泊させておき、バカンスの時だけクルーズで家族との息抜きをしているという。

 日本にも少なくとも10人はいるはず。幸いにしてというべきか、友人にそんな人はいない。(実)

ハロハロ