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1月7日のまにら新聞から

中国2社が緊急使用要請へ 食品医薬品局も容認の方針 コロナワクチン

[ 466字|2021.1.7|社会 ]

 5日付英字紙マニラタイムスによると、新型コロナワクチンをめぐり、中国のシノファーム、シノバック両社が、ワクチンのフィリピン国内における緊急使用を認めるよう近く比政府に要請する見込みだ。比のロマナ駐中国大使が4日に大統領府での会見で明らかにした。大使によると、中国政府はシノファームのワクチンを承認したが、シノバックのワクチンはまだ承認していない。このため特にシノバック社が治験への比の協力を求めているという。

 6日付スター紙によると、食品医薬品局も少数のグループに対しては、未承認ワクチンの使用を認める方針を明らかにしている。

 中国製のいずれのワクチンも比の食品医薬品局はまだ正式承認していないが、比国内では大統領警護隊の隊員らがすでに中国シノバック製のワクチン接種を受けたことが判明しているほか、昨年11月から国内のオンラインカジノ企業(POGO)で働く中国人従業員を中心に中国人および中国系フィリピン人少なくとも10万人が未承認の中国製コロナワクチンの接種を受けたことを比の中国系団体が明らかにしている。(石山永一郎)

社会

ワクチン接種始まる 比総合病院長が1番手

[ 693字|2021.3.2| ] 無料記事

【ワクチン接種事業が政府系6病院で始まる。1番手は比総合病院院長】 中国シノバック製のワクチンを使った政府ワクチン接種プログラムが1日午前、首都圏6カ所の政府系病院で始まった。フィリピン総合病院(PGH)では同日午前9時すぎ、レガスピ院長が比人医療従事者として国内で初めて公開接種を受けた。  同病院では政府のワクチン担当責任者のガルベス大統領補佐官やアバロス首都圏開発庁長官も午前中に接種を受けた。  レガスピ院長は接種を受けてから30分ほど副反応などがないか調べるため接種会場にとどまった。ロケ大統領報道官も同病院でのワクチン接種開始を見守った。PGHでは初日に医療従事者ら約100人が接種を受けたもよう。今回の接種を受けた医療従事者らは4週間後に2回目の接種を受ける予定。  新型感染症国家タスクフォースの副議長を務めるビベンシオ・ディソン氏も同日、ホセ・N・ロドリゲス病院で接種を受けた。モレノ・マニラ市長もPGHでの公開接種を見守り、医療従事者らの接種が終わった後で、自分も接種することを表明している。国家警察総合病院でもワクチン接種が始まった。  ガルベス補佐官は同日「ワクチン接種は有害とのフェイクニュースが流布されている」とした上で「ワクチンを接種しなければわれわれはかつての生活に戻ることができない。ワクチン接種は人々の道義的責任でもある」と述べて国民に接種を呼びかけた。  同補佐官によると、28日に到着したシノバック製ワクチンは3日から4日にかけてセブ市のビセンテ・ソット記念病院に、5日から6日にかけてダバオ市の南部フィリピン病院にそれぞれ送られ、医療従事者を対象としたワクチン接種は3月中に完了する予定。(澤田公伸)

比総合病院でガルベス大統領補佐官やロケ大統領報道官らが見守る中、公開接種で最初にシノバック製ワクチンの接種を受けるレガスピ院長=大統領府報道班提供