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首都圏の渋滞問題だけが未解決? ドゥテルテ大統領の10の公約

2019/3/1 社会

 ドゥテルテ大統領は最近、首都圏の渋滞問題の解決だけがまだ果たせていない公約だと述べた、はたしてそうだろうか。私や知人のテレビコメンテーターの見解を示す。

 [公約1] ジェットスキーに乗って(領有権問題を抱える)スプラトリー諸島に行き、比国旗を掲げる。大統領選で候補者同士の公開討論会を行った時のドゥテルテ氏のセリフ。しかしその後、仲裁裁判所が中国の領有権を認めない判断を出したにもかかわらず、彼はジェットスキーに乗って国旗を立てないばかりか、裁判所の判断を棚上げした。[公約2] スカボロー礁での権利主張を続ける。中国が今も同礁を支配し続けている。

 [公約3] 大統領就任後3〜6カ月で麻薬問題を解決する。この公約を履行していないばかりか、関税局を通じて大量の覚せい剤が国内に持ち込まれたりしている。[公約4] 少なくとも麻薬常習者300万人を喜んで虐殺する。この公約も履行されていないが、それは逆にうれしいことだ。

 [公約5] 汚職に関与した者は私が射殺する。覚せい剤の密輸に関与した疑いでファエルドン関税局長が罷免されたが、上院や行政監察院などでの調査もうやむやとなり、結局、麻薬取引の巣窟といわれる矯正局の局長に復活した。[公約6] 私は6カ月で契約雇用問題を解決する。任期半ばを迎える頃、自分には契約雇用を終わらせる権利はなく国会だけが行うことができる、とトーンダウン。[公約7] 3日でコメ密輸を止める。コメの密輸犯は汚職政治家と共謀しており、農家に失望を与えただけ。[公約8] 白米を食卓にいつも届ける。サンボアンガ市で1キロ100ペソと史上最高値を付けるなどコメ価格が高騰、物価を押し上げた。[公約9] 国民の間の亀裂を癒す。超法規殺人が横行し、外国政府や国連、神に対してすら罵詈雑言を投げつけている。[公約10] 16年末までに共産党と和平協定を締結する。まだ今後の課題のままだ。(27日・タイムズ、フランシスコ・タタッド)

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