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8月24日のまにら新聞から

インフラ促進政策で新空港建設を マニラ空港閉鎖問題で

[ 773字|2018.8.24|社会|新聞論調 ]

 マニラ空港(NAIA)の絶え間ない悪夢を終わらせるために、ドゥテルテ大統領は今こそ「ビルド、ビルド、ビルド(建設)」政策を加速する号令をかけるべきだ。

 世界最悪の空港にしばしば挙げられる同空港はもはや課題山積の手に負えない組織になってしまった。先の木曜日に空港の一時閉鎖を招いたアモイ航空の事故は、逆説的だが良い面もあった。トゥガデ運輸長官は土曜日、この事故で空港関係機関は目を覚まされたと語っている。国家交通委員会のサルミエント議長は突如「今こそ新しい国際空港をマニラの外に造る時だ」と言い出し、パンパンガ州のクラーク国際空港の利用拡大にも言及。上院公共サービス委員会のポー委員長は、テレビ中継を条件に自身で事故の調査を行いたいなどとしている。

 筆者は、我が国最大の国際空港を二流から世界基準に引き上げるためには、議員による調査よりも、「ビルド、ビルド、ビルド」を適用する政策決定が必要だと考えている。議会と運輸省が議論してきた解決方法はどれも実現しておらず、ターミナル拡張計画も本格的な滑走路が2本しかないのが根本的な原因なのだから何の解決にもならない。国全体のために政府は、3本以上の滑走路を持つ新しい国際空港の建設を急がねばならない。空港に連結する高速鉄道の整備も重要だ。

 ドゥテルテ政権は、インフラ促進政策の下、全国でインフラの建設と近代化に邁進している。しかし、高速道路や鉄道、地下鉄の建設、軍隊や警察、政治システムの改善が進んでも、国際空港だけ取り残されていては意味がない。コストがどれだけかかるとしても、これほど必要性の高い、国家の最重要案件であるから民間企業は進んで建設の労を取るはずだ。さて、新しい空港ができたらニノイ・アキノ国際空港と呼ぶべきだろうか?それはないだろう!(21日・タイムズ、イェン・マカベンタ)

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