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4月28日のまにら新聞から

比国鉄危機

 [ 1609字|社会 (society) ] 有料

公社の設置期限が6月中旬に迫り、存続の危機。乗客数は増加しており追い風も

 首都圏マニラ市ディビソリア地区とルソン地方ラグナ州サンタロサ市を結ぶ庶民の足、フィリピン国鉄(PNR)が存続の危機に直面している。前身の公社から比国鉄への名称変更を制定した1964年の現行法が公社の寿命を50年と定めており、約2カ月後の6月20日には期限切れを迎えるためだ。設置期間を延長する法案をそれまでに成立させなければ「自然消滅」することになり、残された時間はあまりない。慢性的な交通渋滞やバス事故の多発で乗客数は増えており、追い風は吹いている。PNR幹部は大量輸送システムとしての意義を強調し、国会議員の説得を続けている。