複合企業大手サンミゲルの発電子会社、サンミゲル・グローバル・パワー・ホールディングスは現在、サンボアンガ市サンガリ地区で操業しているガスタービン火力発電所の拡張事業を計画しており、事業費として32億ペソほどを支出する予定。軽油を燃料とするガス火力発電所の現行の発電能力28メガワットを2倍の56メガワットまで引き上げる。傘下のマリタ・パワーを通じて同発電所の拡張事業について環境天然資源省に対し環境適合証の取得を申し立てている。サンボアンガ市は発電施設などが不足しており電力供給が不安定で、しかも送電線網も長大となりがちで電圧が低下する傾向が強いなど不安定となっており、同発電所の増強が役立つとしている。許認可がすぐに出れば9月中に拡張事業を完了させることも可能としている。(11日・スター)
ガス火力発電所拡張へ サンミゲル子会社
2025/8/12
経済