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1月29日のまにら新聞から

終わりは見えている 変異種の脅威

[ 659字|2021.1.29|社会|新聞論調 ]

 ジョンズホプキンス大が1月26日、世界の新型コロナウイルス累積感染者が1億人を超え、英国(人口6700万人)では欧州で初めて死者10万人を超えたと報告した。

 英国のジョンソン首相は同国で発見された変異種がもとの種より致死率が高くなるかもしれないと述べている。

 AP通信は、クリスマスで規制を緩和したポルトガルで1月に入って感染者が急増、政府が最低1カ月の防疫封鎖を命じたことや、変異種患者の急増に手が付けられないデンマークの状況を報じている。

 オランダの公衆保健環境局は、変異種が入院患者と死者数を押し上げていることに触れたうえで、「2つの別のコロナウイルスが存在する。減り出している元の種と、増えている変異種だ」と分析した。

 AP通信は、英国変異種の患者が20州以上で見つかっている米国でも、3月までには変異種が多数になるのではないかとも報じている。

 米国の感染症第一人者であるファウチ医師は、ワクチンが英国変異種だけにではなく、さらに手強いとも言われる南アフリカ変異種にも効くように科学者たちが対応を進めているところだと述べている。

 パンデミック下の暮らしが1年近くになる中、私たちフィリピン人はますます気をもんでいる。

 ただワクチンとともに重症化を避ける治療薬の開発も進んでいる。希望はある。

 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長が言っていることに私たちは同感だ。

 「パンデミックの終わりは見えてきている。しかし私たちは警戒を緩めてはならない」(28日・ビジネスミラー)

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