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8月1日のまにら新聞から

労働者新党の設立を パッキャオ氏への提言

[ 655字|2021.8.1|社会|新聞論調 ]

 親愛なるマニー・パッキャオ氏、あなたに提案を聞いてもらいたい。われわれには貧しい人々を真に代表する政党、労働党が必要だ。しかし、戒厳令によってその計画は頓挫してしまった。

 私は、新興宗教団体イグレシア・ニ・クリスト(INC)を追い、1950年代に創始者であるフェリックス・マナロにインタビューし、組織の成長を見守ってきた。あなたはまだ若く、創造的な時期の真っただ中におり、労働党を作ることができる。あなたがこれから参加する党、あるいはすでに持っている党を、選挙の時だけでなく、年間を通して活動する労働党に変えることができる。INCや日本の創価学会が組織モデルだが、党は非共産主義、非宗教であるべきだ。

 社会階層に根ざした党を作るには、まず国内の最貧層を特定し、そこから幹部を採用するなど、時間と多くの先駆的な取り組みが必要だ。この党は、2年間選挙に参加しないが、3年目には地方議会、5年目には国会に候補者を立てられる。この党では、協同組合を作り、病院や学校を建設し、さらに教育を支援するための財団を作るべきだ。資金調達について、党員はペソを持っていないが、センタボを持っている。これがINCが教会を建設し、何十億ペソもの資金を得た方法だ。

 イデオロギーなき政治では、永遠の友人はいない。大統領とは戦っても勝てない。自軍を組織し、新たな同盟関係を模索する一方で、彼を賞賛するのだ。称賛すると同時に、貧困の根絶という課題が残っていることを国民に訴えるのだ。(7月26日・スター、作家 シオニル・ホセ)

社会

「種類分かり安心」 邦人向けワクチン接種始まる 第1に約500人

[ 845字|2021.9.19| ] 無料記事

【首都圏パラニャーケ市でフィリピン在住邦人向けの新型コロナワクチン接種が始まった】 首都圏パラニャーケ市で18日、フィリピン在住邦人向けの新型コロナワクチン接種が始まった。会場となったアヤラモール・マニラベイの5階には、午前10時から邦人が続々と来場、第1回の接種者は約500人となった。  来場者はフロア全体に配置されたイスに整然と座り、順次接種を受けた。来場から接種を終えるまで約2時間弱ほど。会場はエアコンが効いて過ごしやすく、混乱は見られなかった。 ▽大使も陣頭指揮  大使館は邦人接種事業を「最優先事項」と位置づけ、職員の半数に当たる約20名を動員。越川和彦駐比日本国大使、山本恭司公使も会場を巡回して職員を激励、現場で指揮を執った。大使館員はエスカレーターから来場者を案内。列への誘導、同意書・問診票の配布、受付、記入手引き、ワクチン手帳の受け渡しなど各所で比職員と協力しながら接種が円滑に進むようサポートした。 ▽「種類分かり安心」  10時前から入り口に並んでいたマカティ市在住の40代の夫婦は「日本未承認のワクチンを打つ可能性から、フィリピンでの接種は見送ってきたが、事前に種類が分かったので安心して申し込んだ」と語った。同市に住む駐在員の男性(44)は、副反応が出た場合に大使館は対応できないという点について「万一副反応が出ても海外保険で対応できる」とし、理解を示した。  ラスピニャス市在住の駐在員男性(56)は「同じ年齢の知人はコロナで亡くなっている。同僚も重症化して危機に陥った。フィリピン政府の接種に申し込んでも、なかなか順番が回って来なかったので助かった」と語った。  接種第1回は予約した人のほぼ全員が来場。会場に来られなかったり、来場後比の接種条件を満たしていないことが判明した人も若干名いた。しかし、大使館がキャンセル待ち希望者に連絡し、ワクチンは全て使い切ったという。  1回目の接種を終えた人の2回目の時期や場所は調整中。今後の新規接種は希望者の登録情報を基に比政府と交渉するとしている。(竹下友章)