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7月14日のまにら新聞から

不当料金排除の機に SMS引き下げ

[ 643字|2019.7.14|社会|新聞論調 ]

 SMSテキストメッセージに通信会社が課す料金を1件1センタボ(0・01ペソ)に引き下げる法案をアイミー・マルコス上院議員が議会に提出した。心から喝采(かっさい)し、速やかな成立を期待すると言いたいところだが、実際は無料にすべきだ。

 SMSメッセージの送受信は、携帯電話と通信塔との間の信号で行われるが、実際の費用はほぼゼロ。両者間には端末の位置を知るための信号やアプリなどに必要な情報が常にやり取りされており、1件140文字以内のSMSメッセージ送受信による変動費はごく少額と考えられる。

 にもかかわらず、通信会社は費用を人為的に作り出して料金を請求している。料金請求システムを管理し、グローブの利用者がスマートの利用者にメッセージを送る場合などは会社間で料金の請求を転送している。

 数年前の米国での調査では実際のコストは千分の1ドル(約5センタボ)以下と推計された。マルコス議員提案の料金はこれよりもはるかに少額だ。

 通信会社はSMSテキストメッセージ料金を1ペソ取れば少なくとも0・95ペソはもうかる。1日10億件(2017年の推計値)とすると、通信会社が稼ぐ金額は驚異的な数字になる。この料金の一部がインターネットデータ送信など変動費に充てられているとされるが、この費用も利用者への料金請求でほぼカバーされている。

 第3の通信会社がようやく比でビジネスを開始する準備ができた。利用者が不当な料金を取られないような基準を確立する時だ。(13日・マニラタイムズ)

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