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9月2日のまにら新聞から

失策繰り返さず改善を エドサ相乗り制度

[ 656字|2018.9.2|社会|新聞論調 ]

 渋滞の代名詞とも言えるエドサ通りで、朝夕の混雑時に運転手1人だけ乗った車の通行禁止措置(相乗り制度、HOV)の施行導入が行われている。同様の対策はこれまでにも行われており、多くの車の窓には「ティント」と呼ばれる遮光・断熱が施されていたことなどから、効果が見られず断念していた。首都圏開発局(MMDA)の広報担当に先日、「どうすれば相乗り制度を改善できるか」と聞かれたので以下のようなアドバイスを伝えた。

 まず、同じ対策を名前を変えて繰り返しても結果は同じということだ。アルベルト・アインシュタインは「狂気」という言葉を「同じことを何回も何回も繰り返し、違う結果を求めること」と説明している。MMDAが行っていることはまさに、それなのだ。

 人々は変わらず通勤するわけだから「1人乗りをするな」と叫ぶだけでは敵をつくるだけだ。相乗り制度を本格導入するならば、首都圏各市のオフィスや学校と連携を取って相乗り制度を勧め、相乗り実行者に特典を与えるべきだ。

 ケソン市からマカティ市に通勤する人が多いならば相乗りレーンを作って、所々で客の乗り下ろしをするバスやオートバイに邪魔されずに渋滞回避できるようにすればよい。

 または駐車場やガソリンスタンドと提携し、駐車料金やガス代の割引をするべきだ。一定数以上の人が乗った相乗り車は車両末尾番号規制(ナンバーコーディング)から除外するのも良い案かもしれない。新しいアイデアを出し、良い方法を探していく以外に渋滞緩和の道はない。(27日・スター、チト・ベルトラン)

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