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8月1日のまにら新聞から

労働者新党の設立を パッキャオ氏への提言

[ 655字|2021.8.1|社会|新聞論調 ]

 親愛なるマニー・パッキャオ氏、あなたに提案を聞いてもらいたい。われわれには貧しい人々を真に代表する政党、労働党が必要だ。しかし、戒厳令によってその計画は頓挫してしまった。

 私は、新興宗教団体イグレシア・ニ・クリスト(INC)を追い、1950年代に創始者であるフェリックス・マナロにインタビューし、組織の成長を見守ってきた。あなたはまだ若く、創造的な時期の真っただ中におり、労働党を作ることができる。あなたがこれから参加する党、あるいはすでに持っている党を、選挙の時だけでなく、年間を通して活動する労働党に変えることができる。INCや日本の創価学会が組織モデルだが、党は非共産主義、非宗教であるべきだ。

 社会階層に根ざした党を作るには、まず国内の最貧層を特定し、そこから幹部を採用するなど、時間と多くの先駆的な取り組みが必要だ。この党は、2年間選挙に参加しないが、3年目には地方議会、5年目には国会に候補者を立てられる。この党では、協同組合を作り、病院や学校を建設し、さらに教育を支援するための財団を作るべきだ。資金調達について、党員はペソを持っていないが、センタボを持っている。これがINCが教会を建設し、何十億ペソもの資金を得た方法だ。

 イデオロギーなき政治では、永遠の友人はいない。大統領とは戦っても勝てない。自軍を組織し、新たな同盟関係を模索する一方で、彼を賞賛するのだ。称賛すると同時に、貧困の根絶という課題が残っていることを国民に訴えるのだ。(7月26日・スター、作家 シオニル・ホセ)

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