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3月25日のまにら新聞から

最後のセブ臨時便27日に

[ 489字|2020.3.25|社会 ]

 セブ日本人会や会員有志らがフィリピン航空(PAL)と交渉し、帰国困難者にセブ〜成田空港間に臨時便を飛ばす支援活動を行ってきたが、セブ日本人会の事務所も一時閉鎖が決まり、現時点で確定中のチャーター便は27日午前8時が最後となった。

 帰国希望者はまず同会のフェイスブックページなどを通じて「日本人帰国希望受付リスト」に登録。返信メールの指示に従って、26日(木)にセブ市ゴロルド通り沿いのPALチケットオフィスで直接航空券を購入する流れとなる。

 セブ・日本人会によると、20日以降5便が飛び、計千人がすでに帰国済み。24日に予定していた臨時便が急きょキャンセルとなり、27日になったという。

 現時点では130〜150人の帰国希望者が集まっており、ボホール島などセブ周辺の島からもセブへの入島許可を取得して、帰国を希望する人がいる。東ネグロス州ドゥマゲティ市からも15人の渡航希望者がいるという。

 一方でPALは24日夜、マニラ空港を発着する国際便の運航の突然の停止を発表した。セブの臨時便への言及はないが、現在セブ・日本人会では、臨時便への影響の確認を急いでいる。

社会

3日連続で3千人超 首都圏「震源」で第3波の恐れ

[ 1069字|2021.3.8 ] 無料記事

【保健省によると、新型コロナ新規感染者は5日から3日連続で3千人超え】 保健省によると、7日の新型コロナウイルスの新規感染者は3276人となり、累積感染者数は59万4412人、死者は51人増の1万2516人となった。新規感染者は5日から3日連続で3千人を超えた。 1月の比の新規感染者数は千人を割り込む日も あり、2月は1千〜2千人の日が多く、首都圏の防疫措置緩和の声も高まっていた。しかし、昨年10月以来の新規感染3千人突破に、楽観論は吹き飛びつつあり、感染拡大が始まった昨年3月〜5月の第1波、感染が急拡大した7〜9月の第2波に続く第3波に襲われる懸念も出ている。  ドゥケ保健相は6日、記者団に「これから2週間が(感染急拡大を)阻止できるかどうかの山場となる」と重大な局面に至っていることを認めた。  感染再拡大の「震源」となっているのは累積感染者数の3分の1以上を占めている首都圏。フィリピン大などの独立研究グループ「OCTAリサーチ」の5日の発表によると、2月26日から3月4日までの1週間で、首都圏の1日の新規感染者数は約900人となっており、2月19〜25日と比べると50%増加、2月12〜18日との比較では119%増加している。  その要因としてOCTAが指摘するのは感染力がより強いとされる変異種だ。保健省によると、比では5日までに英国型変異種感染者31人、南アフリカ型変異種感染者が52人確認されている。南ア変異種は現在も4分の1以上のバランガイ(最小行政区)が封鎖されている首都圏パサイ市で3月2日に最初に確認された。  ドゥケ保健相は感染再拡大と変異種との「直接的な関係は確認されていない」としているが、OCTAのランジット・ライ研究員は「変異種がゲーム・チェンジャー(前提変更要因)になりつつある」と話しており、パサイ市など首都圏の感染拡大は変異種がもたらしている可能性も高い。  変異種は帰国したフィリピン人海外就労者(OFW)の周辺で見つかるケースが多く、帰国者に対する検疫体制に「水漏れ」があったともみられる。  OCTAによると、感染者1人が他の人にうつす平均数を示す首都圏の実効再生産数は3月1日の1・5よりはやや下がったがなお5日時点で1・47と極めて高い水準にある。  比の累積感染者数は世界30位。感染者数、死者数はいずれも東南アジア、北東アジア地域内ではインドネシアに次いで2番目に多い。  ただ、比における人口100万人当たりの新型コロナ累積感染者数は世界129位の5376人、同死者も118位の113人にとどまっている。(石山永一郎)