29 日 マニラ
オーストラリア議会の合同条約委員会はこのほど、環太平洋連携協定（ＴＰＰ）を承認すべきだと提言する報告をまとめた。議会事務局が発表した。
トランプ次期米大統領のＴＰＰ脱退宣言を念頭に「ＴＰＰは発効しないかもしれない」と指摘した上で「政府は自由貿易への取り組みを続けるべきだ」と主張した。「国の繁栄は海外市場にどれだけ公正な条件で産品を売れるかにかかっている」とも強調した。ただ、野党からはＴＰＰ承認をあきらめるべきだとの主張も出ている。上院で過半数割れしている与党が、関連法改正案の採決に進むかどうかは流動的だ。（共同）
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