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10月31日のまにら新聞から

フィリピンの各地から

[ 3126字|2016.10.31|社会|LuzViMinda News ]

「元気づける女性」に選出 バタアン州

 ルソン地方バタアン州選出のジェラルディン・ロマン下院議員が、米誌タイムによるウェブサイト「モットー」が選ぶ「2016年最も私たちを元気づける女性13人 」の1人に選ばれた。ロマン議員はフィリピン初のトランスジェンダー(体と心の性の不一致)であることを公表して選挙に出馬し勝利したこと、同性愛者など性的少数者を支持する姿勢が評価された。

 選出されたことについてロマン議員は「性別を問わず共同参画できる社会へ実現への決意を新たにした」と述べ、性別が教育や雇用の機会に不利になったりすることがあってはならないと強調。性的指向による差別撤廃を訴える法案を提出している。

 「私たちを元気づける女性 」にはロマン議員のほか、ヒラリー・クリントン米大統領候補や歌手のビヨンセ、リオデジャネイロ五輪に難民選手団として参加したシリアの競泳選手ユスラ・マルディニなどが選ばれた。(17日・スタンダード)

サンゴ密漁者を摘発 ケソン州

 10月後半の週末、国家警察海洋班はルソン地方ケソン州ルセナ市の海でサンゴを密漁していた60歳の男を摘発した。11の袋に詰められたサンゴも押収された。男は首都圏パサイ市のカルティマール・ショッピングモールで売るつもりだったという。(25日・ブレティン)

貝の食用を禁止 マスバテ州

 漁業水産資源局はこのほど、ルソン地方マスバテ州ミガロス町で採集された貝に赤潮の影響による貝毒が確認されたため、食用を禁止した。同局によると、この地域で採取された貝類はどのような種類のものも食用に適していないとして注意を呼び掛けている。魚類、イカ、カニについては、新鮮かつしっかり洗浄され、内臓を取り除いて調理されたものであれば問題ないという。

 ビサヤ地方でも西サマール州イロンイロン湾、カンバツタイ湾、東サマール州のマタリナオ湾、レイテ州のカリガラ湾、ビリラン島ナバルの海域の貝にもまひ性貝毒が基準値以上含まれることが確認されている。(28日・スター)

野生動物の救出増加 レイテ州

 環境天然資源省によると、ビサヤ地方レイテ州カダフグ村に今年3月に野生動物保護センターが開設されて以来、保護される動物の数が急増しているという。過去数年でわずか5件だったが、今年はすでに40件。ほとんどは大型のヘビという。保護センターの職員はなぜヘビが多く持ち込まれるのか理由はわからないと話す。最近もレイテ州を拠点にする麻薬王の家で押収された大型のヘビ15匹が持ち込まれたという。

 保護センターでは持ち込まれた動物を診察した後、健康状態に問題がなければ野生に戻す。同センターでは野生動物への理解を広めるための見学会や家族向けツアーなども行っている。(24日・ブレティン)

楽園ビーチへの道完成 セブ州

 公共事業道路省は23日、ビサヤ地方セブ州ピラール町のビーチへ続く道路、ピラール・サーカムフェレンタル通りの完成を発表した。同省によると、カモテス島ピラール町のビーチはきれいな水と白砂があり、絶景を望む楽園という。

 総工費685万ペソ、全長5・4キロの道路は舗装されており、旅行者もビーチへ行きやすい。これまでは悪路だっため、地元の観光振興の妨げになっていた。(24日・ブレティン)

オマーン人の恩返し 西ネグロス州

 ビサヤ地方西ネグロス州バコロド市の市政府センターでオマーン人男性がかばんを置き忘れたところ、市の臨時職員が見つけ、25日に無事持ち主に返された。オマーン人男性は礼として職員に現金2000ペソと100ドルを渡し、バコロド市長も良識ある行動をたたえて1万ペソを贈った。かばんの中には財布、携帯電話、タブレット端末、薬などが入っていた。オマーン人男性によると、薬はインドで1600ドルで購入したもので、肝臓移植手術をして以来、服用しているものだという。(27日・スター)

中国直行便の就航検討 イロイロ市

 観光省がビサヤ地方イロイロ市と中国を結ぶ直行便の就航を検討している。最近のドゥテルテ大統領の親中路線に基づく観光振興策の一環という。同省によると、中国からの西部ビサヤ地方への訪問客は2013年に約20万5600人だったが、昨年は約18万4500人へと減少しており、巻き返しを図る。イロイロ市と中国の都市に直行便が就航すれば、ビサヤ地方のイロイロ、アンティケ、カピス、ギマラスの各州への観光客誘致を期待できるという。

 中国人観光客には同地方アクラン州のボラカイ島が人気で、同州のカリボ市と中国の北京、上海、杭州、成都、長沙間には直行便とチャーター便が運航している。(27日・ブレティン)

有機農業で韓国と覚書 南サンボアンガ州

 ミンダナオ地方南サンボアンガ州はこのほど、韓国の忠清北道槐山(クェサン)郡と同州での有機農業の推進に関する覚書を交わした。

 セリレス州知事によると、槐山郡は韓国の有機農業の中心地であり、アジア有数の有機農業が行われている地域だという。南サンボアンガ州における有機農業技術の進展が期待されている。(20日・ブレティン)

農水産物の展示会開催 南アグサン州

 11月9日〜13日、ミンダナオ地方南アグサン州ブツアン市でカラガ農業見本市(CARAT EXPO 2016)が開催される。会場はJ・Cアキノ通りの商業施設のロビンソンズプレイス・ブツアンのアトリウムや駐車場など。

 ロブスター、マンゴー、ココナツ、バナナ、野菜などカラガ地域の農水産物の国際市場における競争力強化をテーマに、北東ミンダナオ地方の官民が一体となって主催する。青果物や加工食品扱う80の出展者のほか、農水産物生産の専門家なども参加して盛大に行われるという。即売会のほか、料理コンテストなども予定されている。

 期間中は国内および東南アジア域内から5000人以上が来場すると見込まれている。(28日・ブレティン)

偽緊急電話が増加 ダバオ市

 ダバオ市の緊急通報用電話番号911に、緊急ではない内容の電話が多くかかってきており、市当局を悩ませている。緊急通報を受け付ける「セントラル911」は今年7月から9月に4万3214件の電話を受けたが、そのうち本当に緊急だったのは1万4027件だけだった。そのほかは緊急とは思われない内容だったという。それらは主に、「どこで火事や交通渋滞が起きているかを問い合わせてくる」「会社などの電話が実際に緊急通報電話につながるかどうか、テストするために電話してくる」「動物の鳴き声や工事現場の騒音がうるさいというクレーム」などだった。

 セントラル911は、人命に関わる緊急の用件ではない場合は、911には電話をしてこないように要請している。ネコが屋根や木から下りられないで困っているなどの動物の救助についても、原則的に911は担当しない。

 だが、このような電話よりも、セントラル911はいたずら電話に困惑している。911につながるといきなり切ったり、無言のままだったりする者のほか、中には宝くじの当選番号を聞いてくる者や、友達を探していると言って電話してくる者もあるという。セントラル911では、これらいたずらの電話が昼休みの時間や、学校の長期休暇中に増えることから小学生の仕業だとみている。

 現在、緊急通報用電話番号にいたずら電話をかけてくる者に罰則を科す法令などはないが、セントラル911は何らかの規定を設ける必要があると訴えている。(28日・ブレティン)

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