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7月25日のまにら新聞から

ココナツ害虫で注意喚起

[ 324字|2016.7.25|社会|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]

 マスバテ州などでココナツ農園に病害虫が広がっており、当局が注意を呼び掛けている。害虫はココナツハムシとして知られる昆虫で、ココナツやヤシに侵入し、枝を乾燥させて樹木を枯死させるという。遠くからは木が焦げたような状態に見えるという。

 ココナツハムシは気温が上昇すると活動が活発になり、調査報告ではマスバテ州ではすでに100ヘクタールの広範囲に広がっている。まだ重大警告を発令する段階ではないが、当局はココナツハムシのまん延を防ぐため、殺虫剤の散布など対策を講じるよう呼び掛けている。

 また同州ではココナツなどに害を与えるオオツノカブトムシの発生や、北カマリネス州ではココナツカイガラムシの被害例も報告されている。(23日・インクワイアラー)

社会

「仲裁裁定は紙切れ」 討論会は撤回

[ 1058字|2021.5.8| ] 無料記事

【南シナ海問題に関する仲裁裁判所の裁定で大統領「ゴミ箱行きの紙切れ」】 ドゥテルテ大統領は5日夜の国民向け演説で、南シナ海における中国の領有権主張を退けた2016年7月の仲裁裁判所の裁定について「同裁定は単なるゴミ箱行きの紙切れにすぎない」と表現し、国際法としての実効性が伴わないとの見方を披露した。大統領は昨年9月、米ニューヨークで開催された第75回国連総会の一般討論会にオンラインで参加し演説した際、仲裁裁定について「この裁定は今や国際法の一部であり、弱体化させようとする試みを断固として拒否する」と明言しており、今回の「紙切れ発言」との齟齬(そご)が問題になりそうだ。  7日付英字紙スターによると、大統領は5日の演説で「アキノ前政権はスカボロー礁で比中の船舶が対峙(たいじ)した際に、米国政府の仲介による合意に基づいて比側が沿岸警備隊の船舶を引き揚げたものの、中国側が船舶を引き揚げずにそのまま同礁を占領されたため、比政府が仲裁裁判所に提訴した歴史がある」と経緯を説明した。その上で大統領は「裁定で勝利したからその実現を追求せよ、と批判されている。自分も追求したが、何も起きなかった。単なる紙切れにすぎないからだ」と自身の立場を擁護した。  この発言について、ロケ大統領報道官は6日、記者会見で「大統領は中国の視点について述べたに過ぎない」と火消しに努めた。報道官は「ゴミ箱行きの紙切れに過ぎないというのは中国政府の視点で、なぜなら中国は仲裁手続き自体に参加してこなかったからだ」と持論を展開。さらに「カルピオ元最高裁判事らが大統領は裁定の執行に向けて何もしていない、と批判を続けているが、執行のためのメカニズムがないのにどうやって執行するのか」とけん制した。  デルロサリオ元外相は6日に声明を発表し、「比の大統領が中国側に立ち、裁定を貶(おとし)め、フィリピン国民の権利を害していることは『国家的悲劇』だ」と改めて大統領の姿勢を批判した。 ▽公開討論を撤回  一方、大統領が5日の国民向け演説で西フィリピン海(南シナ海)問題について自分と公開討論を戦わせるようカルピオ元最高裁判事に挑戦的に呼びかけたところ、カルピオ氏は6日、「喜んで討論を受け入れる」と表明した。カルピオ氏と大統領の討論が実現すれば、次期大統領選の行方にも影響を与えるような白熱した論戦になるかと期待されたが、ロケ大統領報道官は7日、「現在は一介の弁護士にすぎないカルピオ氏と大統領が討論するのはおかしい」などと否定的な意見が閣僚の間で噴出し、結局、討論会は撤回されたと発表した。(澤田公伸)