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　災害対策基金の不正運用で退陣を求められている東ネグロス州のデガモ知事が退任を拒否している。知事は２０１１年の台風と12年の地震の復興、再建に向けて編成された災害対策基金を不正運用した背任の疑いで、オンブズマンから告発された。

　内務自治省も事実上、退任を認め、先の統一選で再選されたマシアス副知事を知事代行に充てている。30日までに決着すれば、同氏が自動的に知事に昇格する。

　これに対しデガモ知事は退任を拒否し、裁判所の裁定を待つとしている。また数百人の知事支持者が先週から州庁舎前で座り込んでおり、警察が警戒に当たっている。警察当局者は不測の事態に備えて、マシアス副知事の警護を強化したこと明らかにした。（22日・スター）