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9月7日のまにら新聞から

地球温暖化で赤潮

[ 301字|2015.9.7|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]

 西部ビサヤ地域カピス州のサピアン湾周辺にあるロハス、サピアン、イビサンなど7市町村では、赤潮の発生で貝や魚の収穫が大きな打撃を受けている。

 カピス町と周辺地区はフィリピン有数のカキ生産地だが、赤潮のため、140ヘクタールに及ぶ海域で行われている養殖が大きな被害を受けたという。特にカピス町は例年、2千トンを超す収穫があり、今年も期待が高まっていたが、赤潮でほぼ全滅となった。

 赤潮の毒性は貝の中にどれくらいの毒素が取り込まれているかで漁業海洋資源局(BFAR)が「赤潮警報」を発表している。地球温暖化で激しくなった海水温度の変化によって赤潮の発生が左右されるという。(3日・インクワイアラー)

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