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　ミンダナオ地方北コタバト州のキダパワン市の警察署内で、警察官を対象に強制的な麻薬検査を行うかどうかをめぐって論争が起きている。

　国家警察キダパワン署の88人の警官に対し、７月中旬に麻薬検査を実施することになり、エバンジェリスタ市長は全員が検査を受けるよう指示した。市長は「あくまで予防的な措置」として検査を受けるよう勧めているが、一人の警官が強制的な麻薬検査は受けたくないとして拒否したことから、問題化した。

　署長自身も検査を受けることにしたうえ、エバンジェリスタ市長が「麻薬を使用してなければ、検査を受ければいいじゃないか」と発言、強制的な麻薬検査の是非をめぐって論争が持ち上がっている。（21日・ブレティン）