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　西ミンダナオ・イスラム教徒自治区のスルー、タウィタウィ両州を管轄する国軍は、人身売買容疑で仲介業者を逮捕、外国に売られていく寸前のフィリピン人女性４人を保護した。

　国軍は海軍情報部と協力し売春目的などの人身売買事件の摘発を進めているが、停泊中の外航船に人身売買の仲介業者が乗船しているとの情報を入手。出港直前の午前11時ごろ、同船内を捜索したところ、若い女性ら４人を連れた仲介業者ヘンリー・アルサマラ容疑者が乗船しており、人身売買の現行犯で逮捕した。

　雇用が少ないミンダナオ地方西部では人身売買があとを絶たず、国軍や州政府女性児童保護センターなどに寄せられる情報で軍や治安を担当する海軍情報部が出動している。（３月31日・ブレティン）