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8月6日のまにら新聞から

ビサヤ・ミンダナオ通信

[ 332字|2007.8.6|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]

増える妊娠中絶

 米ガットマッチャー研究所の最近の調査によると、ビサヤ地方で妊娠中絶を経験した女性(十五︱四十九歳)は二〇〇〇年時点で千人に十七人で、一九九四年当時の同十一人より大幅に増えた。特にセブ州を含む中部ビサヤ地域では同二十四人だった。

 比では中絶は違法だが、妊娠総数三百十万件のうち望んでいない妊娠が百四十三万件で、その三分の一が人工中絶しているという。ビサヤ地方でも妊娠の四四%までが望んでいない妊娠で、年間約九千人が人工中絶に伴う複合症で入院する。

 NGO(非政府組織)のリクハーンはこのほど「ビサヤ地方における妊娠中絶の危険」というフォーラムを開催したが、避妊器具や避妊薬に対する誤った理解がまだ多いという。 (4日・スター)

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