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　ミンダナオ地方サンボアンガ市では、干ばつの影響で農作物や家畜のえさなどに深刻な被害が出ており、被害額は少なく見積もっても、１４００万ペソに達するという。

　同市から調査委託を受けている農学者、ディオスダド・パラキャット氏は、被害地域が７５０ヘクタール以上に及ぶとし、コメやトウモロコシから野菜などにも被害が広がっていると話す。

　干ばつはエルニーニョ現象が要因とみられるが、市当局は非常事態宣言を出すとともに、被害を最小限に食い止めるため躍起となっている。

　同市の災害担当は、とりあえず市民の食糧不足に対応するため、周辺地域からの食糧ルートを確保することを指示した。（２日・スター）